セガサミークリエイション
開発のこだわり

マシン開発への情熱と原動力

新しく開発される一台のゲーミングマシン。その裏側は、数多くの開発者たちの情熱によって支えられている。セガサミークリエイションの場合、マシンの開発はプロジェクトごとに、プロデューサー、ディレクター、プランナー、デザイナー、プログラマーなどでチーム編成される。いずれのメンバーも自分の仕事に自信とプライドを持つ、真のプロフェッショナル集団だ。

セガサミークリエイションの開発チームの特徴は、メンバーが各々の領域のプロであることは当然として、専門外のことであってもアイディアや意見があれば発言できる、自由闊達な空気が流れていること。ひとりひとりの多様な個性を尊重しつつ、よりクオリティの高いマシンの完成を目指し、活発に意見を交換する。そしてメンバー全員が納得した上で、チーム一丸となって日々マシンを創造している。

ひとりひとりの個性が違うように、開発メンバーのマシンに込める想いも十人十色だ。

言語も文化も異なる世界中の人が
夢中になるマシンを開発したい
自分が初めてカジノにいった時の感動を、
カジノ未経験の人に味わって欲しい
完全にオリジナルで、バカラのような
永遠にカジノに残るゲームを作りたい

言葉は違えども、そこに通底するのは自分たちの開発したマシンで、もっともっと多くの人々を楽しませ、エキサイトさせたいという強い想い。そのひとりひとりの熱量が原動力となって革新的なマシンを生みだし、カジノの世界に新しい風を吹かせている。

マシンへの徹底的なこだわり

セガサミークリエイションのマシンを形容するに相応しい一言。それが、「こだわり」だ。例えば、2015年に発売した<SICBO BONUS JACKPOT>では、それまでのSICBOのゲームにはなかったエンタテインメント要素を盛り込むことにこだわった。

SICBOというのは、3つのダイスの出目の合計を予想する、カジノで古くから親しまれているゲームだ。しかしマカオではテーブルゲームの⽅が⼈気が⾼い上、既に他社からSICBOのゲーミングマシンも発売されていた。

セガサミークリエイションはSICBOでは圧倒的な後発。だから、まず新しい発想でマシンをつくる必要があった。その結果、今までにないスケール感や演出を追求し、革新的なSICBOの開発を目指した。

と開発チームの一人は語る。SICBOでプレイヤーが一番盛り上がるのが、ダイスの出目が決まり、勝敗が確定する瞬間だ。しかし、テーブルゲームのSICBOの場合、蓋で隠した状態でダイスが振られるため、プレイヤーは出目が決まる瞬間を見ることができない。

セガサミークリエイションのマシンでは、ダイスはそれぞれ透明な筒に入っており、出目が決まる瞬間がバッチリ見える為、ゲームの興奮度が格段に違う。しかも、全高約4m・全幅約3mの巨⼤な筐体の中で、3つの⼤型ダイスを空気で浮かし、回転させ、光らせ、落とすという、カジノフロア全体の目を引くようなド派手な演出を施した。

さらに、テーブルゲームのSICBOにはないサイドゲーム“CAI SHEN PROGRESSIVE JACKPOT”機能を搭載し、プレイヤーが⾼額配当獲得のチャンスを期待できるようなエンタテインメント要素を付加することで、SICBOというゲームに新しい革命をもたらした。

一方、演出だけでなくプレイヤー目線に立った、遊びやすさへの「こだわり」にも妥協がない。

もうほぼ完成という段階で、ジャックポットの抽選の演出に不具合が見つかった。ほとんどの人が気づかない、ほんの僅かな映像と音のズレだ。しかし完成後に、プレイヤーがもしそのズレに気づいた時、その瞬間からズレが気にかかり始め、結果、ゲームへの集中力が削がれる要因になると考えた。

スケジュールがギリギリの中、開発チームは調整を決意。担当者総出で最後まで微調整を重ね、最終的には納得のいくカタチで納品できた。常にプレイヤーの目線からマシンを検証し、どんなに些細なことでも徹底的に解決する。99%では足りない。100%の信頼に応える「こだわり」のモノづくり。この何事にも妥協を許さない開発の精神が、セガサミークリエイションの卓越したマシン品質の礎となっている。

カジノを変えていくチャレンジャー

セガサミークリエイションの開発メンバーは、以前に国内アーケードゲームの開発経験がある人間が多数を占める。だから創業当初、はじめてカジノのマシンをつくる際にも、マシンのエンタテインメント性や製品のクオリティには、絶対の自信があった。しかし、実際にマシンの開発に着手すると、複雑な開発規則や許認可ビジネス特有のルール等、⼀つ⼀つ確認して乗り越えなければならなかった。

“規則”を遵守しつつ、独⾃の⾯⽩さを創り出すのは想像以上に難しかった。ゲーム業界で培った経験が生かせず、持ち味だと自負していた多様なゲーム性やエンタテインメント性を十分にマシンに落とし込めなかった。

だが、この規則は他社も同じ。規則の中で、どうすれば最大限マシンを面白くできるのか。他社との差別化を図れるのか。新しいモノを創造できるのか。規則があることによって、開発者のチャレンジ精神に俄然⽕がついた。
そして、もがき苦しみながらも無我夢中になった経験の中から生まれたのが、「SICBO BONUS JACKPOT」や「EXCITING BACCARAT」といったカジノに新風を巻き起こす革新的なマシンであり、それはセガサミークリエイションが歩んできた「挑戦」の第⼀歩となった。

この「挑戦」というDNAは、今もひとりひとりの開発者に流れている。現在、市場にないまったく新しいコンセプトのマシン開発に挑むのは当然として、既存のゲームをベースにしたものでも独自のアイディアを加えて、劇的に面白く変えていく。
挑戦にはいろいろなカタチがある。

カジノはどこも同じように見えるが、実はそれぞれの地域に応じたニーズがある。
そのマーケットのニーズを徹底的にリサーチした上で、自分たちらしく新しい価値観に挑戦したマシンを提供し、楽しんでもらえたらうれしい。
ウチはまだ若い攻めの会社。
どんどん新しいことにチャレンジして、カジノの未来を変えていきたい。

いろいろな国のカジノで、世界中の人々が
セガサミークリエイションのマシンを心の底から楽しんでいる。
近い将来、そんな日が来ることを夢見て、
開発チームの挑戦は続く。